当社では以下の流れで対応を進めました。
1. 契約と修繕履歴の確認
最初に管理契約書を精査し、修繕内容と費用の履歴を詳細に確認しました。その結果、サブリース方式における契約内容がオーナー様の不満の根本原因であることが判明しました。修繕費用が一方的に管理会社側で決定されていたため、不透明な支出が発生していました。
2. 物件の価値を再評価
本物件は立地条件や築年数の面で十分な競争力があり、大幅な修繕を施さなくても新しい入居者に魅力を感じてもらえると判断しました。その旨をオーナー様に丁寧に説明し、無駄な修繕を避ける方針をご提案しました。
3. 管理方法の見直し提案
当社では、以下の方針を徹底してお伝えしました。
- ・修繕の透明性
修繕が必要な場合は事前にオーナー様の承認を得たうえで実施する。退去時にはオーナー様に現場確認へ同行いただき、必要な範囲で修繕を行う。 -
- ・賃貸条件の協議
新規募集時には、オーナー様と協議しながら適切な募集条件を設定。高額な修繕に頼らず、現状の物件力を活かして集客する方法を提案。